鉄ファンbaijingのブログです。鉄道や日常生活の出来事を綴っていきます。


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2008/01/14

ぶらり(?)伊勢志摩の旅

前の記事でもお伝えしたように、お正月は新春フリーパスで一人旅をしました。
一人だけというのは寂しいかもしれませんが、
移動が自由にできたり落ち着いて物思いに更けることができたりして
逆に旅を楽しむには有効かと思います。
さて第一弾として、1月3日(木)に伊勢志摩へ行きました。



大和朝倉6:05発の始発、普通|名張に乗り込みました。
今年最初の列車は9200系でした。
何となくこの始発を利用すると9200系が来るような…

名張からは珍しい急行|名古屋伊勢中川へ、
連絡の急行|鳥羽で伊勢を目指します。
この列車は宮町にも停車しまして、折角なので途中下車しました。
伊勢地区には自動改札がほとんど普及していないので、
駅員に見せるタイプのフリーパスは気軽に使用できます。



私が今年初めて見た日の出。スバラシイ!!!↑
↓嘗ては賢島からの普通が日常的に折り返していた宮町の1ホーム



朝日を受けて輝くACE↑
↓近年は中川まで足を伸ばしている普通



伊勢のワンマンといえばやっぱり運賃表!↑

次の普通|賢島五十鈴川に移動します。
やって来た車両は早期にワンマン化させたことから
LED掲示板はなくブザーが付いています。
LEDのある車両はドアチャイムが鳴る代わりにブザーが省略されました。
近鉄ワンマンはブザーのイメージが強いので
ドアチャイムが無くともこちらの方が好きですね。

五十鈴川(内宮前)は質素な感じの駅ですが、
8両特急臨時急行などが運行されており、
多くの乗客が降りていく光景はお正月ムードたっぷりです。
五十鈴川に来た目的はただ一つ。
そう、伊勢神宮を参ること。
日本最高峰の聖地といわれていますからねぇ。
ここは行くしかない!

健康(?)のために2kmの道のりを歩いて漸く到着しました。
新年になってから既に3日経っているものの現地は沢山の人で賑わっていました。
今年1年を無事に過ごせるようお祈りしました。
聖地といわれるだけあって
生い茂る木々や立ちこめる靄からは神々しさも感じられました。
おかげ横町で知られる名店街で土産物を購入。
出来るだけ出費を抑えるために
秋刀魚寿司と伊勢海老風味のポテトチップスにしました。
その後は観光客に流されながらの出発です。

↓参拝客で賑わう伊勢神宮




本殿はこの木の向こう側にありますが、撮影は禁止なので裏から↑
↓五十鈴川に負けず劣らずの人の流れ



お次は鳥羽へ移動します。
五十鈴川沿いをのんびり歩きながら駅に向かいます。
途中鉄橋を渡る列車を撮ったりして、普通|賢島に乗り込みます。
またまたブザー車両でした。

↓こうしてみると2両は本当に短いな…



特急通過↑
↓8両編成を納めて…



ビスタも見参↑
↓下の方から。それにしてもやたら特急多いな…



鳥羽線の特徴の1つで、上下線で橋の構造が異なります↑
↓五十鈴川まで延長された急行|名古屋。VX02来ませんね




車窓から海の見える池の浦~鳥羽↑

鳥羽に到着しました。
隣の中之郷まで海沿いを散歩します。
鳥羽へはこれまでに何度も来たことがあるんですが、
それでもこの鳥羽~中之郷の防波堤にはなんとなく引きつけられていきます。
この日は天気が良かったです。
海が空よりも鮮やかに輝いていました。

↓鳥羽名物、竜宮城!




鳥羽水族館の前にて↑

さわやかな空気に触れながら中之郷に到着しました。
中之郷は鳥羽水族館やフェリー乗り場の最寄り駅である関係か、
普通のみが止まる志摩線の駅では充実しており、
Pitapaが使えたり駅員がいたりします。
ここから賢島方面へは単線となっており、街並みもだいぶこじんまりとしています。
吉野線を海辺に持ってきたような雰囲気です。

ここからは1200系の普通|賢島に乗り込み、志摩横山に移動します。

↓志摩線の駅ではひととおりの設備が揃っている中ノ郷



やたら長く感じる6両編成のISLがゆっくりと通過↑
↓これから鳥羽の急カーブに挑みます



↓『優先座席』って…席ありませんがな



志摩横山に到着しました↑

2両の普通は山間部を抜けて志摩横山に到着しました。
ここは志摩線ではよくあるホームと屋根だけの駅です。
何しに横山まで来たのかと言いますと、
パンフレットや地理の教科書などに載っているような
リアス式海岸の写真が撮れる、横山展望台に行くためです。
簡単な地図を頼りに、西にある山頂を目指します。
とはいっても道中の坂はそれほど急ではなく、階段は展望台付近にある程度です。
横山駅からの道はよく整備されているので歩きにくいことはありません。
既に15:30を回っていましたので早足で登っていきます。
ですが正月にゴロゴロしていたのでいきなり登山という運動をすると足が痛みます。

↓このような階段は展望台付近のみ




40分程登山をして、ようやく第1展望台にたどり着きました。
目の前に広がるリアス式海岸の風景は美しく、
夕日に染まりかけた山々とどこまでも続く太平洋が開放感を与えてくれました。
まさに絶景。
登った甲斐がありました。
夏に来るともっと良いかもしれませんね。



あの島の向こうは太平洋…↑
↓真珠養殖の生け簀が見えます。やっぱり志摩ですね




鵜方の町並みを望む↑
↓第2展望台から



この後、第2展望台第3展望台と西に向かって歩いていき、
登ったのとは別ルートで鵜方を目指して下山することにしました。
ただ第1展望台までとは違い、
雑草が生い茂りカーブが多く階段も急なので
薄暗い夕方に通るのはちょっと怖いです(;´∀`)
舗装された林道に出ましたが、まだ辺りは森。
民家はポツポツと見かけるぐらいで非常に静かです。
歩くことに夢中で写真は撮っていませんが、1人で歩くのは本当に心細いです。



やっとのことで麓の国道まで出てくることができました。
近くにはスーパーもあり、降りてきたぁ~という気分になれました。
ここで日の入りを迎えます。
天気が良かったためとてもきれいでした。



辺りはすっかり暗くなり、鵜方に到着です。
志摩観光の拠点駅としては風格のある駅で、
構内の土産物売り場には特急で帰る観光客で賑わっていました。
ここから特急で帰っても良いんですが、
せっかく乗るなら起点から乗ろうということで、
一旦賢島へ向かいます。
一瞬ではありますが、列車は海を渡ります



特急も止まる鵜方。駅前のツリーはライトアップしたりもします↑
↓普通|伊勢中川。この車両はドアチャイムの付いた編成です



賢島で特急券を購入します。
賢島~名張で通常1280円、
新春フリーパス付録の200円引き券で1080円です。
出来ればそのまま乗りたかったのですが、
予約で満席だとのことで鳥羽乗り換えのパターンをとりました。
今年初の有料特急です。
そのトップを飾ったのは22000系ACE
特急は近鉄のブランドとだけあって客室の空間はひと味違います。
賢島→<22000系|名古屋>→鳥羽→<30000系|上本町>→名張
のルートで特急の旅を楽しみます。
30000系は平屋車両だったので少し残念でしたが、
旅の疲れを癒すには最適でした。
名張で準急|上本町に乗り換え、大和朝倉に帰ってきました。



東の端で肩を並べる普通と特急↑
↓特急の行き先は聞き覚えのあるものばかり。普通も結構遠くまで行きます



↓ACEの車内は静かで落ち着いた空間です



鳥羽の夜景↑
↓名張で上本町行きを見送る



いやぁ~新年早々、いきなり密度の高い1日でした~( ´∀`)
伊瀬志摩はあまり行くことが無かったので今回の旅はとても新鮮でした。
また行ってみたいですね~。

この後、名古屋編へと続きます。
それでは!